Shopifyのプランはどれを選んだら良い?
Shopifyでストア構築をはじめる方全ての人が気になる質問について、抑えるべきポイントに絞って解説します。
Shopifyプランの種類
Shopifyは以下のプランが用意されています。
Shopify ライト | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus |
$9/月 (約950円/月) |
$29/月 (約3,100円/月) |
$79/月 (約8,400円/月) |
$299/月 (約32,000円/月) |
$2,000〜/月 (約21万円〜/月) |
プランごとの違いに、登録できる商品数や、ストレージのデータ容量、帯域幅などの違いはありません。
よって、どこまでの機能が必要か、何をしたいかなどによって変わってきます。
Shopifyのプランの選び方その1:カート機能のみが必要かどうか
ECサイトをShopify側に持たない場合、例えば
- 外部にウェブサイトを別途構築する
- 既存のウェブサイトにEC機能を追加したい
- SNSで販売する
- POS機能だけ欲しい
といったような、ECサイトを必要とせず、カート機能のみをShopifyで追加する場合は、「Shopify ライト」、それ以外の場合は他のプランを選択します。
ただし、カート機能のみあれば良い場合でも、詳細なレポート機能や、スタッフアカウントを多く必要とする場合などは、ベーシック以上のプランにする必要があります。
カート機能飲みが必要であれば「Shopify ライト」、そうでなければそれ以外のプラン。
Shopifyのプランの選び方その2:チェックアウト画面のカスタマイズが必要か
Shopify Plus以外のプランでは、カート画面から先(カート画面は変更できます)の、チェックアウト画面、たとえば配送先選択や支払い方法選択、注文完了画面などは、バナー・ロゴ・背景画像の追加や、フォント・色の変更しかできません。
チェックアウト画面をカスタマイズしたい場合は、「Shopify Plus」を選択する必要があります。
それ以外にも、Shopify Plusにはさまざまな機能が含まれますが、特に以下の部分が必要ではない場合は、通常のプランで良いかと思います。
・高成長マーチャント向けに設計されたプレミアムアプリ
・checkout.liquidファイルへのアクセス (ストアのブランディングをさらに細かく管理できるカスタマイズ可能なチェックアウトを利用できる)
・カスタムアプリを統合できる追加APIコール
・追加コストのリスクなしに人材を増やせる無制限のスタッフアカウント。
チェックアウトのカスタマイズが必須であれば「Shopify Plus」、そうでなければそれ以外のプラン。
Shopifyのプランの選び方その3:複雑な送料計算が必要か
Shopifyデフォルトでの送料計算ではなく、複雑な送料計算をしたい場合、
- 離島の送料を細かく設定したい
- アプリで送料を細かく設定したい
そのような場合は、「プレミアム」プラン以上にする必要があります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
外部サービスの計算済み配送料 | – | – | ◯ | ◯ |
複雑な送料設定が必要な場合は「プレミアム」以上のプラン。
Shopifyのプランの選び方その4:スタッフアカウントをいくつ必要か
Shopifyには、オーナー以外にスタッフアカウントを追加することができますが、プランによって追加できる数に違いがあります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
追加可能なスタッフアカウント数 | 2人まで | 5人まで | 15人まで | 無制限 |
追加したいスタッフアカウントの数によって、上位のプランにする必要あり。
Shopifyのプランの選び方その5:手数料を下げたいか
決済手数料がプランによって異なります。
これは販売する数や金額の規模がどのくらいかにもよるのですが、大規模になってくると少しの手数料の違いもかなり大きな金額になってきます。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
クレジットカード手数料(国内発行のカード) | 3.4% + 0円 | 3.3% + 0円 | 3.25% + 0円 | 国により異なる |
クレジットカード手数料(海外発行のカードまたはAMEX) | 3.9% + 0円 | 3.85% + 0円 | 3.8% + 0円 | 国により異なる |
クレジットカード手数料(JCB) | 4.15% + 0円 | 4.1% + 0円 | 4.05% + 0円 | 国により異なる |
Shopify ペイメントを有効にせず他の決済サービスを使用する場合の追加料金 | 2.0% | 1.0% | 0.5% | 0.15% |
「クレジットカード手数料(国内発行のカード)」でみた場合、月商で約500万円を超える場合に、スタンダードプランの方が手数料がお得になります。
また、最後の「Shopify ペイメントを有効にせず他の決済サービスを使用する場合の追加料金」というのは、Shopify ペイメントを有効にしない場合の取引手数料ですので、Shopify ペイメントを使えばよい話であり、あまり気にしないで良いかと思います。外部決済を使うメリットはあまりないので。
上位のプランであるほど手数料が下がる。
Shopifyのプランの選び方その3:海外向けに何言語翻訳する必要があるか
海外向けに販売する場合で、複数の言語で販売したい場合は「ベーシック」プラン以上にする必要があります。(最大20の言語まで追加可能)
Shopifyのプランの選び方その7:詳細なレポート機能が必要か
Shopifyのレポート機能は、プランに応じて、さまざまな種類のレポートにアクセスできます。
スタンダード以上のプランでは、「注文レポート」「売上レポート」「POS売上レポート」「利益レポート」「顧客レポート」が、
プレミアム以上のプランでは、「カスタムレポート」が利用可能です。
詳細レポート機能が必要であれば、「スタンダード」以上のプラン。
これだけで、他の機能は全て同じです。
また、プランの料金は月ごとだけでなく、先払いを利用するともっとお得です。1年契約で10%、2年契約で20%のディスカウントされます。