デザイン

ヒアリングシートって必要? Webデザインヒアリングの具体的な方法

Webデザインヒアリングの具体的な方法
  • Webデザインをどんな流れで作ればよいかわからない
  • Webデザインを作った後にいつもひっくり返る
  • 作る前のヒアリングって何を聞いたらよいの?

といった人に向けて、Webデザインを作る前のヒアリングのポイントを解説していきます。

自分は最近はディレクション業務の方が多いのですが、デザインを15年ほど行っています。

ヒアリング項目も人や会社によって違うかとは思いますが、自分がいつも作る場合で説明して行きたいと思います。

デザインヒアリングは何のためにするのか

Webデザイン

Webデザインをつくるときには、ヒアリングなしには作れません。

なぜかというと、何を求めているか、どういう風にしたいか、がわからず、どう作ったらよいかわからないからです。

デザインを作ったあとにひっくり返るのは、ここがきちんとできていないことが原因なことも多くありません。

もし、自分で自分のサイトをデザインするときも、ある程度の方向性をまとめておかないと、いきなりは作れないと思いますがそれと同じです。

ちなみに、デザインのヒアリングは、Web制作のヒアリングとは異なります。

  • 背景
  • 目的
  • ターゲット
  • 競合(企業やサイトやプロダクトなど)
  • 成果指標

など

これらは、デザインというよりはサイトを作る上でのヒアリングなため、これら基本となる情報はすでにあること前提です。

今回は「デザインに関して」のヒアリングについてのみを書いていきますが、サイトの目的やターゲットに沿ったデザインにするためにこういった基本的なことはしっかり頭に入れてデザインしなければなりません。

例えば、ターゲットがシニア層のサイトであれば、フォントサイズを大きくする必要があるのは明らかです。

デザインヒアリングでどんな項目を聞く必要があるか

ヒアリング

大きく聞くことは以下です。

守らないといけないことや、相手の要望や好み、今回の目指す方向性を具体的に引き出していきます。

ガイドラインについて

  • 企業・WebのCI/VIガイドラインはあるか
  • 使用する色やフォントの規定はあるか
  • 指定のフォントはあるか

ガイドラインがすでにある場合は、それに従ってサイトも作成しなければならない部分があるかを確認します。

素材について

  • ロゴデータとガイドラインはあるか
  • 写真素材はあるか、形式は何でもらえるか、既存サイトや他媒体からの流用は可能か

ロゴについては使用するフォントや、サイトのイメージにも影響する部分です。余白の大きさなど、ロゴ周りのガイドラインについても確認しておきましょう、

写真素材は、既存のものを使って今回作成するサイトのイメージに合うかどうかも確認が必要です。合わなければ新しく写真を用意する必要があります。

企業やサービスのイメージについて

  • サイト制作の対象となるもの(企業・サービス・商品など)に関する、デザインの参考になるものはあるか

サイトではなくその企業やサービス自体のイメージを把握しておくことは必要です。既存のサイトやサービス・商品・社内報やカタログなど、イメージが掴めるものはあらかじめ確認しておきましょう。

ただ、現状こうなっている・世間のイメージはこう、だが新たなイメージに変えたい、という場合もあるかと思います。

サイトで伝えたいイメージについて

与えたいイメージは?

信頼感・安心感・高級感・柔軟・のどか・可愛らしい・子供っぽい・清潔・さわやか・冷静・シンプル・健康的・堅実・進化・活動的・大胆・強烈・衝撃的・革命的・シック・ゴージャス・豪華・派手・はなやか・色っぽい・にぎやか・楽しい・愉快・若々しい・新鮮・美味しそう・まろやか・大人っぽい・荒っぽい・たくましい・ポップ・カジュアル

など複数可。

デザインイメージを表す言葉をあらかじめこちらで複数用意して、どちらに近いかを聞いてみるのも良いかと思います。

クラウドワークスのデザイン案件のページには、以下のような希望イメージが確認できるようになっています。

単色 | カラフル
シンプル | 複雑
気軽 | 厳粛
リーズナブル | 高級
伝統的 | 先進的
女性的 | 男性的

競合他社とのイメージの違いはどこか

どこが具体的に違うか、どこは近いか。

今回目指すイメージと近いWebサイトをいくつか挙げてもらう

業種などは関係なく、イメージに近いサイトをあげてもらいます。また、具体的にどこが近いと思うかも聞きましょう。

好きなWebサイトをいくつか挙げてもらう

担当者の好みを聞くことも重要です。具体的にどの部分が好きと思うかも聞きましょう。

使用したい色やフォントはあるか

基本的にはこちらから提案するものですが、希望があるか確認しておきましょう。(希望があったとしても参考程度に考えましょう)

デザインヒアリングの方法

先ほどのヒアリング項目をヒアリングシートとしてクライアントに送付し、記入してもらう、と思うかもしれませんが、それはやめた方が良いです。

なぜかというと、それぞれのニュアンスや理由が伝わってこないことが多いからです。

例えば、イメージに近いサイトを聞いたところで、どのあたりが近いのか、フォントなのか色なのか、形なのかなどを深く意図や理由を確認していく必要があるからです。

デザインヒアリングしたあとにやること

全て聞きおわったあとは、それらとサイトの目的や方向性とも合わせて、デザインコンセプトを詰めていきます。

最初は、キーワードを抜き出して整理していき、参考のサイトを洗い出し、それぞれの方向性を決めていくのが良いかと思います。

  • 全体感・方向性
  • サイズ・レイアウト
  • 要素の形状
  • カラー
  • フォント
  • アイコン
  • テクスチャー
  • 写真の扱い

これらの方向性が決まったら、クライアントに提案して修正していきますが、詳しくはまた別で書いていこうと思います。

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toru
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フリーランスWebディレクター(兼デザイナー/エンジニア) Web業界16年目・フリーランス5年目。ディレクション力をつけたい、Webデザイナー・プログラマー、フリーランスを目指す方へ向けて役に立つ情報をわかりやすく発信しています。