- Googleアドセンスで収益が発生したけど、会計ソフトにどう入力するか分からない
- Googleアドセンスの収益が入金されたけど、どう仕分けるのかがわからない
- Googleアドセンスは8,000円を超えないと入金されないため、どうつけるのかがよくわからない
そんな「Googleアドセンス」の会計処理でお悩みの方に、どのようにクラウド会計ソフトで登録していくのかをまとめます。クラウド会計ソフトは僕も使っている「freee」に限って説明しています。
入金される銀行口座は、freeeにすでに連携している前提です。
※画面は2019年7月現在のものです。
Googleアドセンス収益の発生と支払いの考え方
Googleアドセンスの収益は、「お支払い基準額: ¥8,000」に達していて、銀行口座の確認が終わっているアカウントに対して初めて支払われます。
つまり、毎月の収益は発生しているが、徐々に収益が溜まっていって、¥8,000を超えたら初めて銀行口座に入金される、ということになります。
しかし、確定申告のための帳簿には、たとえまだ入金されていなくても、売上があった年にその売上を申告しなければなりません。
掛け売りなどのように、まだ実際に代金を受け取っていない売上げでも本年中に売り上げたものは、全て本年分の収入金額になります。
普通に請求書を発行する場合は、入金が先であっても売上が発生した段階で発行すると思いますが、それと同じです。
ただGoogleアドセンスの場合、特に収益化を始めたばかりの場合は、「お支払い基準額: ¥8,000」に達するまでにしばらく時間がかかるため、この売上発生の登録を忘れがちですので、気をつける必要があります。
まずは、今までの売上の履歴を確認します。
freeeに入力する準備:Googleアドセンスのご利用履歴を確認する
まず、Googleアドセンスの「お支払い」画面にある、画面真ん中の「ご利用履歴を表示する」をクリックし、売り上げの履歴を確認します。
次の、「お支払い履歴」画面では、デフォルトで過去3ヶ月間の履歴が表示されていますので、3ヶ月より前の収益がある場合は、右上の期間を変更して「全期間」などを選択します。
すると、以下のように月別に表示されます。
この月単位で毎月「freee」に登録していく必要があります。
本年度中に売り上げたものは本年分の収入金額として申請しなければならないため、遅くても確定申告前にまとめてやるでもOKですが、確定申告する年ごとに、1年単位で全て入力しなければなりません。
freeeでGoogleアドセンスの収益を毎月登録する
では、まずこの毎月の収益を「freee」に登録していきます。
メニューから「取引」→「取引の一覧・登録」を選択します。
すると以下の画面になりますので、各項目を入力していきます。
今回は先ほどの以下の例で入力していきます。
2019年4月1日~30日 無効なトラフィック – コンテンツ向け AdSense −¥1
2019年4月1日~30日 収益 – コンテンツ向け AdSense ¥1,234
この例では「無効なトラフィック」というマイナス(自分で広告をクリックした場合など)がありますが、まずは下の収益の方を登録します。
収入・支出 | 「収入」を選択 |
決済 | 「未決済」を選択 |
期日 | いつ¥8,000に達するかはわからないため、空欄でOK |
発生日 | その対象月の月末の日(今回の場合は4/30) |
勘定科目 | 売上高(本業でない場合は「雑収入」になります) 参考)事業所得になる副業と雑所得になる副業は何が異なるのか | クラウド会計ソフト freee |
金額 | 1,234円 |
取引先 | 「Google」など、自分で設定した名前 (「設定」→「取引先の設定」) ※正確には、「Google Asia Pacific Pte. Ltd.」です |
品目・部門・メモタグ | 入れなくても良いですが、わかりやすいように「インターネット広告」を選択 |
備考 | 入れなくても良いですが、わかりやすいように「Googleアドセンス報酬 2019年4月分」などと入れる |
入力が終わったら、「収入を登録」ではなく、「詳細登録」をクリックします。
※「収入を登録」を押して登録してしまった場合は、登録したものを編集することで同様のことが行えます。
クリックすると、以下のような画面が上に開きます。
ここで、先ほどの「無効なトラフィック」をマイナスしなければならないため、左下にある「控除・マイナス行を追加」を押します。
すると、先ほどあった売上高の行の1つ下に、1行増えます。
そして上記のように入力します。
勘定科目は、同じく「売上高」でOKです。選択肢には出てこないため、「u」を入力すると一覧に「売上高」が出てきます。
金額は、すでにマイナスマーク▲がついていますので、「¥-1」の場合は「1」と入力します。
備考はなんでもOKですが「無効なトラフィック」と入力します。
これで、右下の合計が「¥1,233」になりました。
ちなみにこの「無効なトラフィック」を都度入力するのが面倒であれば、「収益」と「無効なトラフィック」の2つを入れるのではなく、「収益」を引かれた後の金額、「¥1,233」として入れてもOKです。
ただ入金があった月に、マイナスがあるとややこしくなるため、都度入れた方が良いかとは思います。
次に、Googleアドセンスは消費税が不課税のため、税区分を不課税に設定します。
完了したら、左上の青い「登録」ボタンを押して完了します。
Googleアドセンスが不課税となるのは、取引先の企業がシンガポール法人の「Google Asia Pacific Pte Ltd.」のためです。ただし、今後日本法人に変わる可能性があります。その際は、消費税は課税取引対象となります。詳しくはこちらの「契約先の事業体の税務情報を確認する」で確認できます。2019年8月時点では、不課税です。
このようにして、過去の売上を月ごとにすべて登録します。
freeeでGoogleアドセンスの入金を消し込む
次に、¥8,000を超えて入金された場合の処理です。
「お支払い基準額: ¥8,000」に達すると、上記のように次の月の21日くらいに銀行口座に入金されます。
「freee」とその銀行口座が連携されていると、入金された後に口座を同期すると、「自動で経理」に以下のようにグーグルからの振込が表示されるはずです。
ここで、そのまま登録してはいけません。今まで月ごとに入力してきた売上がまだ未入金になっていますので、その取引が入金がされたよ、ということを設定します。(「未決済取引の消し込み」と言います)
先ほどの「登録」ボタンの左にある、「詳細」ボタンを押します。
すると、以下のような画面が上に開きます。
取引登録ではなく、「未決済取引の消し込み」をするため、右上あたりにある「未決済取引の消し込み」のタブをクリックします。
すると、以下の画面が表示されますが、どの未決済取引に対する入金なのかを選びます。
まずは左の青いボタン「未決済の取引から選択する」を押します。
すると、まだ未入金の取引がすべて表示されます。もしグーグル以外の取引があればそれもすべて表示されます。
そこで、今回の入金はいつの売上に対する入金なのかを選びます。以下の画面のように、以前月ごとに手動で売上を入力したもの(グーグルになっているもの)があると思いますので、グーグルになっている売上をすべて「利用する」ボタンを押していきます。
すると、以下の赤枠左の「未決済取引の合計」が、実際振り込まれた金額と一致しますので、右下の「完了する」を押します。
すると、選択した取引が追加されました。以下の画面で問題なければ、また右下の「登録する」を押します。
これで完了です。それぞれの売り上げは入金済みになっているかと思います。
お疲れさまでした!