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Web制作における修正と変更の違いについて【意味が違う】

Web制作でこんな悩みありませんか?

  • エンドレスで修正依頼が何度もくる
  • 一度決まったことを何度も変えてくる
  • もともとの要件以外のことを無料で依頼される

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。全て解決できます。

記事を閲覧するメリット
  • リスクを回避する方法がわかる
  • 受注側が無駄に消耗しないようにすることができる

修正と変更の違いについて

Web制作において、何か作ったものに対して、クライアントからフィードバックをもらって直すことは必ずあります。ただいつも疑問に感じていることがあります。

今回は、このWeb制作やアプリ制作などのクライアントワークにおける、「修正」と「変更」の違いについてを考えてみます。

「修正」と「変更」の意味の違い

簡単に思えるこの言葉ですが、長年この仕事をしている人でも、いまだにこの違いがわかっていない人が多いな、と感じることがよくあります。

ここで「修正」と「変更」の違いについて、それぞれの言葉の定義を確認してみます。

「修正」とは

間違っていることを正しく直すこと。

「変更」とは

決まっていることに対して、変えること・改めること。

だと思います。ざっくりですが、一般的な認識だと思います。

ただし、これがわかっているつもりでも、実際にはわかっておらず、「変更」を「修正」と考える人が大変多いですね。発注側も、受注側もです。

例を挙げます。

「修正」の例

クライアントから入稿されている文字を、HTMLに手打ちして入力したため、間違っている文字があり、そこを指摘された。

この場合は、「修正」ですね。そして、受注側が間違えたことに原因があります。

この場合は速やかに対応して直しましょう。

「変更」の例

一度クライアント側で確認をし、承認をもらっていたデザイン案を、急遽クライアントの社長からNGが出て、1から作り直しになった。

この場合は、「変更」ですね。そしてこれは確認して決定しているものに対して、「やっぱりやめた」と変えることを意味します。

この場合は多くの場合、追加の見積もりをもらい、追加の期間がかかり、納期もその分遅れることになります。

何度も「修正」が多い場合の原因と対策

まずは修正について考えます。

何度も修正が多くなる場合の原因は何でしょうか。

人間は完璧ではないので間違えることも必ずあります。そのため、修正はあって当然です。

先ほどの例のように、文字の打ち間違いのようなものは、修正するのみですし、事前のダブルチェックなどで減らせるとは思います。何度も間違えたら、再度修正するのみです。

デザイン案の検討段階は修正なのか?

次に、異なるケースとしては、デザイン案の初稿を出した際に、何度かはクライアントと議論を交わしながら、別のバリエーションを考えたり、細かい部分を調整しながら作っていくことがあるかと思います。

これは修正や間違いというよりは、まだデザインの検討段階にあり、実際には修正でも変更でもないように思います。

こういったものは、初めに何回やりとりを行うかをはじめに決めておく事で、何度も何度もやっても決まらない、ということは未然に防げます。

ほとんどのケースでは、2回やりとりを行えば決まるかと思いますので、スケジュール上にも、2回程度のやりとりの期間を設ければよいかと思います。

やりとりというのは、このデザイン作成を例に上げると、

作成→議論→議論した内容をもとに調整→再提示

といった流れを2回行うということです。もちろん、プロジェクトの期間に余裕があり3回の期間を取れるのであればその方が安心ですし、両者納得のいくまで調整が必要であれば検討が必要かとは思います。

逆になかなか決まらずに、何度も何度も作り直す必要がある場合は、そもそものプロセスであったり、説明が足りていなかったりと、別な原因があります。

デザイン作成においては別でまとめましたので参考にしてみてください。

Webデザインのクライアント修正対応で消耗しない方法【デザインコンセプトの考え方】Web制作の受託案件で、デザインをクライアントに提示する際に、 デザインがなかなか決まらない デザインが決まらず別案...

何度も「変更」が多い場合の原因と対策

次に、何度も「変更」が多い場合の原因ですが、だいたいは以下のケースが多いですね。

クライアントが「修正」と「変更」の違いを認識していない

クライアント側が修正と変更の違いを認識していないことはとても多くあります。そのため、「変更」の場合はその分工数もお金もかかるということをきちんと事前に説明しなければなりません。

もちろん、ちょっとした「変更」であれば対応してあげることも多くありますし、どうしても対応せざるを得ないこともあります。その際は何かの工数を減らしたり、別のアイデアで調整をするのみです。

ただ大前提として、「変更」をするということは、もともとの工数やスケジュールでは足りないという認識と理解を持ってもらうことが重要になってきます。

受注側の担当者が「修正」と「変更」の違いを認識していない

最悪なケースが、受注側のディレクターなどがその認識を持っていないケースです。

よくある「イエスマン」などがそうですね。クライアントのいうことを全て「はい」と聞いてくる。

ここでおかしいのが、まず「変更」なのにも関わらず、

  • 無料で受けてくる
  • 期間は変わらず
  • 納期も変わらず

というケースです。

これは、その依頼をそのように受けてきた人、だいたいがディレクターやプロデューサーに問題があります。

こうなるとどうなってしまうか。

  • 受注側は追加で工数がかかるにも関わらず、タダ働きをすることになる
  • スケジュールが追加で必要なのに納期は変わらず
  • 制作や開発のスタッフにしわ寄せが行き、徹夜や残業対応になる
  • 制作や開発のスタッフが消耗する
  • 会社の売り上げにならない

といったことになりかねません。

そうならないためにも、しっかりとそれぞれのタスクの工数を計算し、確認した上でスケジュールを立て、工数にあった見積もりを作るということ、そしてきちんとプロジェクト管理を行うこと。これに限ります。

当たり前のことですが、できない人がとても多いです。

ちなみに、「そもそもの提案や制作物のクオリティが低い」から何度もやり直す、、というケースもありますが、これはそもそも論になるため今回は割愛しますね。

それでは!

ABOUT ME
toru
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リモートで場所を選ばずに働く、フリーランスWebディレクター・兼デザイナー。Web制作会社(ブラック)10年→フリーランス5年目。フリーランスを目指す方や、ディレクション力をつけたいWebデザイナー・エンジニアへ向けて、自分の経験をもとに役に立つ情報についてわかりやすく発信します。