前回は、カラーミーショップからShopifyへ顧客データをインポートする方法についてまとめましたが、
今回は顧客データとは別に存在する、「メルマガ登録アドレス」を移行する方法についてまとめます。
カラーミーショップからShopifyへ直接データをインポートするアプリは2021年3月時点でありません。Matrixify(旧Excelify)などのアプリでインポート可能なデータはありますが、今回は手動でインポートする場合になります。
インポートを行う際には、テスト環境で事前に確認を行うなど、自己責任のもとに行ってください。万が一不都合等が起きた場合でも当方は責任を負いかねますのでご注意ください。
カラーミーショップのメルマガ登録アドレスとは
カラーミーショップでは、「顧客データ」の他に、「メルマガ登録アドレス」というデータが存在します。
顧客データのCSVにも「メルマガ受信可否」というメルマガを希望しているかどうかの列が存在しますが、こちらはショップに会員登録しているか、していないかに関わらず、一度でも購入された顧客のデータです。
今回移行するのは、それとは別に存在する、メールマガジン登録フォームより、メールアドレスのみ登録された「メールマガジン登録者」のデータになります。
よって、「メルマガ登録フォーム」を利用しているショップは、こちらも移行する必要があります。
「顧客データ」には会員登録をしていない、かつメールマガジンを希望している顧客も存在するため、こちらも移行が必要な場合は別途確認とインポートが必要。
カラーミーショップからメルマガ登録アドレスをダウンロードする
まず、カラーミーショップから「メルマガ登録アドレス」のデータダウンロードを行います。
こちらの通り、「商品管理」→「データダウンロード」からダウンロードできます。
データの種類は「メルマガ登録アドレス」を選択し、項目名 表示設定は「表示する」のままダウンロードします。
これでCSVファイルがダウンロードされます。
カラーミーショップとShopifyのメルマガ登録アドレスCSVのデータ内容を理解する
まず先ほどダウンロードした「メルマガ登録アドレス」のCSVファイルを見ていきます。
カラーミーショップでダウンロードしたCSVファイルの項目
以下はカラーミーショップからエクスポートしたフォーマット。(上から1列目・2列目)
メールアドレス | Shopifyでは「Email」に入れる。 カラーミーでは同じ顧客でメアド等が重複している場合があり。 |
PC、キャリアメール区分 | PCメールか、キャリアメールかの区分。Shopifyではそのような区分は不要。 |
この2列だけです。
ShopifyにインポートするCSVファイルの項目
以下の2列だけ作成すればOK。
お客様のメールアドレス。 → カラーミーの「メールアドレス」を入れる |
|
Accepts Marketing | お客様がメールマガジンなどのメールマーケティングの登録に同意するかどうかを設定します。 → 今回はメルマガ登録アドレスのインポートのため、全てyesを入れればOK |
ただし、すでに他の顧客をインポート済みの場合で、今回インポートするメールアドレスと重複する顧客が存在する場合は、インポートする際に上書き設定にしているとメールアドレス以外の項目がすべて上書きされて消えてしまうので注意が必要。
カラーミーショップからダウンロードした顧客情報をGoogleスプレッドシートにインポートする
CSVのどこを変換するべきか把握できたら、次はカラーミーショップでダウンロードしたCSVファイルを編集していきます。
CSVはそのまま開かず、Googleスプレッドシートでファイル→インポートを選択し、ファイルをアップロードしてから編集します。
インポート後は、メールアドレスが正常に取り込まれているか確認します。
カラーミーショップのデータをShopify形式のCSVに変換する
これは先ほどの見出し行に「Email」「Accepts Marketing」をつけて、「Accepts Marketing」には全て「yes」を入れればすぐ完了です。
Shopifyに移行(インポート)するためのCSVをダウンロードする
変換後のシートが完成したら、最後にCSVファイルをダウンロードします。
以下のファイル→形式を指定してダウンロード→カンマ区切り値(.csv 現在のシート)を選択します。
注意としてはCSVファイルが1MB以上だとエラーになるため、ファイルを分割する必要があります。
Shopifyにカラーミーショップからの変換データをインポートして移行する
最後に、Shopify管理画面の顧客情報の右上にある「顧客情報インポート」から、ファイルをインポートします。
重複アカウントの確認
注意点としては、メールアドレスが重複しているユーザーもいる場合、CSVをインポートする際に「同じメールアドレスまたは電話番号を持つ既存の顧客情報を上書きする」にチェックしてしまうと、上書きされて他の項目が全て消えてしまうので、注意が必要です。
今回はメルマガのみを追加するので、「同じメールアドレスまたは電話番号を持つ既存の顧客情報を上書きする」にチェックは不要です。
チェックしない場合:同じものがあった場合、スキップされる(上の行がインポートされる)
チェックする場合:同じものがあった場合、下の行が上書きする。
インポートエラーの場合
エラーで取り込まれなかった場合は、インポート後に送られるメールに、対象の行とエラー内容が記載されているため、対象の行のみを修正して再度取り込む必要があります。
お客様CSVファイルのエラーを解決する · Shopify ヘルプセンター
以上です!