この記事の対象:
初めてエージェントを利用する方
会社員からフリーランスになりたい方
フリーランスだけど案件を増やしたい方
「フリーランス向けのエージェントってどうなの?」
「登録後の流れを知りたい」
「ヒアリング/面談って何を聞かれるの?」
こういった疑問に答えていきます。
まずは、フリーランスエージェント登録から参画開始まで、流れを追ってそれぞれのステップで何をするのかや、用意するべきものなどをまとめていきます。
サービス登録
まずはフリーランスエージェントに複数登録してみることからはじまります。
今はたくさんのエージェントがあるため、それぞれ比較して自分にあったところを探してみてください。
https://torublog.com/freelance-agent-compare/
スキル登録・書類送付
登録すると、まず職務経歴書やポートフォリオなど、自分をアピールするものをコンサルタントに送付する必要があります。転職ではないため、履歴書は不要です。
提出する書類の種類はエージェントによって異なりますが、だいたいオリジナルのフォーマットで添付すればOKです。たまにエージェントが用意しているスキルシート(エクセルや、Webサイトにログインして登録など)がある場合がありますが、その際は指定のフォーマットに従って作成してください。
書類審査
エージェントの担当者(コンサルタント)との面談前に、書類審査があるところがまれにあります。ただ基本的にはないところが多いです。書類審査がなくても、スキルや経験が合わなければ案件紹介はされませんので、特に書類審査がないところでも変わりありません。
エージェントの担当者とヒアリング・面談
次はヒアリング・面談です。ヒアリングは、登録した情報や送付した書類をもとに、今までの経験やスキルなどの詳細を確認し、紹介する案件の選定においてマッチング度を高めるために行います。
ヒアリング・面談は、
- 直接オフィスに訪問する
- オンラインでのビデオ通話もしくは音声通話
のどちらかを選べる、ということがほとんどです。自分の場合、ほとんどSkype通話やビデオ通話でした。
ここで、どんな話をされる・するのかですが、
- サービスの紹介
- 経歴の詳細確認
- 希望条件の確認
- 質疑応答
とこのような内容で、どのエージェントさんもだいたい同じかと思います。
質問されることは、以下のようなことを事前に用意しておくと話がスムーズに進みます。
面談で質問される内容
今回登録した経緯
経歴書・ポートフォリオの詳細説明
それぞれの詳細について答えられるようにしておきましょう。
特に、何のスキルがどのくらい経験があるかを具体的に聞かれるかと思います。
希望の稼働日数
週3〜4日など
日数を減らすと案件も減っていくので、妥協点まで話せると良いです。
希望報酬
月額または時間でいくら以上
例えば、時間5000円、週5で80万円 など
これも金額をあげると案件も減っていくので、妥協できる金額まで話せると良いです。
希望の稼働開始日
7月頭から可能、など
急ぎであれば急ぎたいと伝えましょう。
希望の職種
・今までの経験を生かしつつも、こういったことをやりたい
・今までの経験で最も得意なもの、+これもできるので両方やりたい
など。もちろん即戦力を求められているので経験の少ないものを希望しても通りづらくなります。
希望の業界
フィンテック、C2C、SaaS、教育、医療、住まい、IoT、動画、AR/VR、メディア、メガベンチャーなどです。特になければなし、これは嫌だというものがあれば、それも伝えます。
その他希望条件
- 私服勤務可
- 家から30分圏内くらい
などです。
逆に、質問するべきことは以下です。
面談で質問すべきこと
締め日と支払いサイクルは?
月末締め、翌月末支払いが多いですが、早いところは15日支払いの場合があります。
報酬金額は外税か?
金額はエージェントによって消費税込みの場合があるため注意してください。
基本的に消費税は別で請求するものです。
超過分や控除分の計算は?
決められた精算幅の時間を超過した分は必ず請求できますし、時間が不足した場合はマイナスされます。
なぜか超過分の金額は安く、控除分の金額は高い、というエージェントもありますので、念のため確認してください。
契約はどこと結ぶか?
基本的にはエージェントと契約し、エージェントから対価が支払われますが、直接契約のエージェントもあります。
契約期間について
3ヶ月ごとに更新
初回1ヶ月、その後3ヶ月ごとに更新
が多いです。
決まるまでにどのくらい時間がかかるか
企業との面談の日程がスムーズに決まるかどうかにもよりますが、案件紹介から早くて3日〜1週間なことが多いです。
希望条件によっては案件が少なく、すぐに決まらないこともあります。
希望の条件でどのくらいの案件があるか?
どういう案件・会社が多いか?
自分の条件ではどのくらいの案件があるかを聞いておくことによって、条件を見直した方が良いのか、などを考えてみても良いかもしれません。
案件紹介
これはエージェントによって異なりますが、
- マッチする案件を複数提案してくれ、その中から希望の案件を選んで応募する
- マッチする案件があればまず企業に提案し、企業からオファーをいただいたものについてのみ連絡がくる
の2パターンがありますが、だいたい前者が多いかと思います。
案件はそれぞれ以下のような項目が送られてきます。
- 企業名
- 最寄駅
- 業務時間
- 単価
- 稼働日数
- 精算時間幅・精算条件
- 顔合わせ回数
- 業務内容
- 関わるサービス・プロダクト
- 要求スキル【必須】【尚可】
- 開発環境
- 募集人員
- 作業期間
- 作業場所
- 服装
- 担当からのコメント
これに対して興味のある企業に応募していきます(複数可)。
企業との面談(1回)
面談はほとんどの場合1回で、担当のコンサルタントと一緒に訪問します。
内容は転職の面接と同じようなものですが、基本的には職歴やスキルを詳細に質問され、実際の仕事内容の説明を受け、最後に質疑応答で終わるという流れです。
ほとんどの場合この数日後、早くて次の日に結果が分かります。
条件交渉
基本的に条件は案件紹介される際に提示されていることが多いですが、だいたいは以下のように時間で計算され報酬額が決まっています。
例)
月額800,000円(税別)
週5日(140〜180時間)
超過分は5,000円/時間、15分単位で清算
控除分も5,000円/時間、15分単位で清算
のような感じです。この辺りの交渉はコンサルタントがうまくやってくれますので、相談したいことなどははっきり伝えてうまく使いましょう。
参画開始
条件まで決まったら、開始日から稼働開始です。
月末には「勤務管理表」または「作業報告書」などを提出し、請求書を送って終了です。
契約更新
多くの場合、3ヶ月更新などで契約更新のタイミングがやってきます。
双方が同意すれば、そのまま契約更新することが多いです。
ある程度信頼やスキルを積み上げた場合は、このタイミングで週5を週4に減らしてもらったり、リモート移行してもらったり、金額アップしたり、といった交渉をしてみてください。
まとめ
エージェントの説明をしてきましたが、もし週5日勤務でこれを続けていくと、途中で「あれ、これ会社員と何が違うんだっけ?」と思うようになります(自分も最初そうなりました)。要は、そこそこ収入はいいけど不安定な会社員、みたいになってしまい、歳だけ食って行くという結果になりかねません。。
よって、自分の中できちんと目標と期間を立て、自分の名前で直接受ける案件を増やしたり、自分の事業を作るなどして徐々にこういった仕事を減らしていくのがベストだと思います。
エージェントを利用する以外にも、いくつか方法はありますので自分にあった働き方を見つけてみてください。
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