こんにちは、会社員歴11年、フリーランス5年目のトオルです。
自分がフリーランスになる時に、会社員と違ういろいろなことが気になって、調べたことがあります。
実際に会社員を辞めて個人事業主になる場合、気になりますよね。
たとえば、
- フリーランスに興味があるけど、不安定で信用も下がるような気がして心配
- フリーランスは正社員に比べて社会保障が少なくて心配
- フリーランスはデメリットが多いと聞くけど本当?
など、そんなフリーランスになると何が変わるのか、何がデメリットなのか、解決方法はないのか、を1つずつ見ていきたいと思います。
- フリーランスのデメリットがわかる
- フリーランスのデメリットに対する解決策がわかる
- 結果、フリーランスが本当にデメリットが多いのかわかる
フリーランスのよく言われるデメリットは本当にあるか
フリーランスになると、収入が不安定になったり、事務的なことや税金のことなど、自分ですべてやらなければいけないなど、デメリットが多くあるように見えてしまいます。
実際、フリーランスになる、と決めたときに、日本ではフリーランスになったことがない人に相談すると、やめた方がいいなど言われる人が多いのではないかと思います。
しかし、自分は5年以上フリーランスをしてきて、あまりデメリットを感じたことはありません。
仕事の内容や収入面などによって個人差はあるかもしれませんが、実際にはどんなデメリットがあって、それはそれぞれ代わりの手段や解決策はないのかを1つ1つみていきたいと思います。(法人化はせずに個人事業主の場合です)
5回にわたってまとめてみます。
第3回目は、仕事環境についてを考えていきます。
フリーランスのデメリットと解決策【環境編】
プライベートと仕事の境界がなくなる
会社員の場合は、勤務時間が決まっていて、働く場所も会社に出勤することが多いです。
フリーランスは自宅を仕事場にする人もいれば、コワーキングスペースやカフェなどで働いたりと、人それぞれで、特に仕事をする時間も決まっていません。
そのため、フリーランスは仕事と生活の境界線が曖昧になると言われますし、実際そうなることもあり得ます。
仕事とプライベートを分ける必要はなし
そもそも、仕事とプライベートを分けるのはおかしいなと最近は思います。
過去の自分は完全に分けていました。
週5日会社に行って、毎日仕事が終わると飲みに行き、土日は遊ぶ。飲みに行くのも、休みをすべて遊びに使うのも、仕事が嫌でストレスだったから。
ただ徐々に、週のほとんどを嫌なことに時間を使い、残りをそのストレス発散のために時間とお金を使う、というのはすごくもったいないなと思うようになりました。
なぜかというと、残業代も出ずに、毎日終電まで働き、土日も出勤し、徹夜もしたりといった生活をしてきたので、何のために働いているんだろう、と思ってしまったからです。
今は、徐々に楽しくない仕事はやらず、楽しい仕事を、好きな人とだけやる、としていきたいと思って行動しています。
まだ完全にはできていませんが、仕事が楽しければ、これは仕事、これはプライベートという感覚がなくなるんだと思います。
働く場所を自分で用意する必要がある
会社員は会社に出勤すれば自分のデスクや働く場所が用意されていて、会議室・コピー機・冷房暖房・冷蔵庫などなど、すべての環境が揃っています。
フリーランスの場合は、まず働く場所を自分で用意しなければなりません。
- コワーキングスペースで仕事する
- カフェで仕事する
- 事務所を契約する
- 自宅を仕事場にする
など、色々ありますがどれもお金がかかります。
自宅や事務所を契約する場合は、家賃だけでなく、インターネット接続費や光熱費、デスクなど、様々な経費がかかってきます。
今はどこでも働ける環境が整ってきている
しかし最近ではWi-Fi環境があるカフェも多くなってきましたし、コワーキングスペースもものすごくたくさんあり、比較的安価に利用できます。
コワーキングスペースには必要なものはほぼ揃っていますし、家で働く場合は、自分が快適な環境を好きに整えることができます。コピー機などはコンビニに行けば問題ありません。
家で仕事をするのが集中できない人は、毎日違うところで仕事をしても良いですし、基本家に引きこもって仕事をし、たまにコワーキングに行く、くらいの方があっている人もいます。僕は後者です。
- 家の環境を完全自分好みにできる
- 移動時間がない
- すぐにご飯を食べれる
- すぐに寝れる
- 気分を変えたければ外に出る
これくらいがゆるくて好きです。事務所ももちろん経費になりますし、デスクやオフィス用品など、仕事で使うものも経費です。
ただ、人によっては誰にも会わずに引きこもる日があるだけで、ちょっと気が滅入ってしまう場合もあるので、自分にあった働き方はどれか、きちんと見極める必要があります。
仕事に必要なものをすべて自分で用意する必要がある
会社では仕事に必要な「もの」パソコンやソフトウェア、文房具など、すべて会社が用意してくれます。
フリーランスではそれらも自分ですべて用意しなければなりません。
仕事で必要なものはすぐに用意できる時代
僕のようなWeb制作(デザイナー・ディレクター)の仕事であれば、以下のようなソフトが必要です。
- Adobe Creative Cloud(Photoshop, Illustrator, XD)
- Microsoft Office 365 (Word, Excel, PowerPoint)
このくらいですね。
むかしはこれらのソフトは何万円もした上に、バージョンアップすると再度買い直さなければいけなかったですが、最近はサブスクリプション契約で、毎月安い金額で利用できるため便利すぎですね。
- Dropbox(クラウドストレージ)
- 1Password(パスワード管理ソフト)
- Rank Tracker(SEOツール)
なども契約していますが、そのほかは基本的に無料なソフトウェアが多いので、感謝です。
そのほかは必要に応じて契約をします。
体調管理をしっかりする必要がある
会社員は、会社や上司の都合で残業させられたり、土日出勤させられたりします。
もちろん断ることもできますが、真面目な日本人はなかなかできずにストレスがたまり、結果、生活と仕事が両立できずに心や体を壊してしまう人が増えています。
フリーランスはすべて自分次第です。
ライフワークバランスは自分次第
仕事をたくさん受けてバリバリ働く人もいますし、あえてあまり仕事を受けすぎずに、のんびり仕事をして、残りを別のことをする時間に当てる人もいます。
どちらにしても、自分でしっかりタスク管理と時間管理をし、休息もしっかり取ることが必要です。
そうでないと、仕事を受けすぎてキャパオーバーになったり、ストレス過多になったりしてしまいます。
- どのくらい働きたいのか
- そのためにはどのくらい稼げば良いのか
- そのくらい稼ぐには何の仕事をどのくらい受ければ良いか
- 自分はどのくらい睡眠時間が必要か
- 休みや息抜きはいつするか
などをきちんと考えることが大事です。
仕事をするときも、家で仕事をしていたりすると、気が散っていろんなことをやろうとしてしまいますが、1つのタスクが終わるまでは他のことはしない、午前中は○○をしない、などきちんと自分の中でルールを決めて、スケジュールを立てることが大切です。
ちなみに僕の場合、クライアントワークは最低週3日は働き、他に来た仕事は空き状況によって入れたり入れなかったりしていますし、それ以外の時間をこのブログや趣味の時間にあてています。
https://torublog.com/work-only-three-days-a-week/
一人で働くため孤独を感じる
会社にいると、嫌な人もいたりしますが、人はたくさんいて孤独を感じることはあまりないですよね。
出勤をしないフリーランスの人は、誰かと一緒に仕事をすることはあっても、基本的に作業したりするのは1人という人も多いかと思います。
孤独を感じるかは人それぞれ
ただこれは家でひきこもってずっと作業するのが何も苦にならない人もいれば、毎日人と会わないと辛い、という人もいます。これは本当人それぞれで、僕の場合は1週間誰とも会わなくても全く問題なしです。
自分にあった働き方をすれば良いだけです。
人が周りにいて、適度な雑音が快適だと思うのであれば、コワーキングスペースに行けば良いですし、人と仕事を常にしたければ会社員でも良いですし、業務委託で週の半分は会社に通う、でも良いわけです。
要は、自分の好みや、自分の状況にあった働き方や、場所を選べば良いということです。
今でも多くの人は週5日会社に通い、8時間働きますが、そうではなくても良いんです。
- 毎日6時間働いて、早く帰って子供を迎えにいき、家事をする
- 毎日4時間だけバイトして、あとは家でプログラミングの勉強をする
- 週3日はA社で働いて、週2日は家でWeb制作の仕事をする
- 週3日だけ働いて、ブログ書きまくる
- 正社員で週5日働いて、土日は家族サービスする
どれも間違いではないですよね。
自分に合った、自分の好きな働き方を選べば良いと思います。
フリーランスのデメリットはある意味メリット
以上のように、働く場所やツールは昔と比べ物にならないくらい、今は充実していますし、比較的安くすみます。パソコン1台があれば仕事ができる時代です。
体調管理も会社員であろうと、フリーランスであろうと自分でしっかり管理しなければならないのは変わりないですよね。
嫌な上司と嫌な仕事をしなくても、別の選択肢はいくらでもあります。
人や世間の声に惑わされず、自分に合った働き方を、自分で決めて、それに向けて努力すればOK。
次回は「事務作業に関するデメリット」について考えてみますね。